思い出した

今朝、目覚めたら

 

急に思い出しました

 

男友達の胸に飛び込んだ記憶

 

なぜなのか、この記憶がスコーンと抜けていた

 

私はその頃

 

百万歩譲っても幸せとは思えない

 

毎日を過ごしていました

 

夫の暴力はなくなったものの

 

暴言、物を壊すという行為

 

怒鳴る、喚く

 

物飛んでくる

 

なにに怒り出すのか予測がつかない夫との毎日

 

 

道端で知らない人から道を聞かれて

 

教えてあげてたら

 

その人が突然ブチギレる

 

いや、なんで?????????

 

ってなりますよね

 

アレが家に帰宅してくる

 

アレと同じ空間で暮らす

 

それは地獄でした

 

側に寄るのも気を遣う

 

毎日疲れきっていました

 

 

娘を保育園に預け迎えに行くまでの間の

 

10時間

 

休憩も取らず

 

働いて働いて働いて

 

心を無にしました

 

外に出て働くことで解放された

 

娘と離れることで

 

家庭環境の悪さを思い知ることもない

 

何よりも

 

我が家の騒音は

 

それだけ周りに迷惑をかけていたと思う

 

旦那が怒り出すと

 

うるさくて仕方ない

 

隣人からも見世物状態

 

そりゃそうです

 

夜中でもなんでもお構いなく

 

怒鳴る旦那

 

人を壁に打ちつける音は凄まじい音です

 

家具を破壊する音はDIYに匹敵します

 

防音設備は最強でしたが

 

そんなもん夫の前では無意味でした

 

 

こんな家

 

早く引っ越したい

 

そう心から思っていました

 

警察も児相も出入りする

 

こんな狂った家いらない

 

心底思っていました

 

死ねばラクになれる

 

いつも考えていました

 

死ねないのに

 

ただもうラクになりたくて

 

地獄に閉じ込められた気分でした

 

そんな時に

 

久々の友人から連絡を受け

 

私はお酒を飲みました

 

なんの話をしたのか

 

全く記憶にございません

 

ただ久々にちゃんと人と話せた

 

言葉がちゃんと出てこないけど

 

なんとか話せてる気がする

 

そう思いました

 

泣いても喚いても

 

どうにもならないから

 

感情をなくす方法ばかりを

 

常に考えていたので

 

もうマトモな会話はできていなかったと

 

思います

 

友人が帰るとき

 

私は近くのコンビニまで一緒に行きました

 

そこで雑談して

 

じゃあまたね!と

 

言ったものの

 

頭の中は

 

この時間が終わってほしくない

 

地獄に帰りたくない

 

このまま逃げたい

 

そう思いました

 

逃げても戻らなきゃいけない時はくる

 

友人は奥さんもいて

 

仕事もあるし

 

予定もある

 

そんなの分かってる

 

でも辛い

 

もう帰りたくないと

 

体が拒否反応を起こしていました

 

でもそんな事を言ったら困らせる

 

もう会えなくなるかもしれない

 

そう思ったら何も言えず

 

グッと堪えて

 

頑張って笑顔でバイバイしました

 

頑張って背を向けて

 

頑張って家まで歩き出した途端

 

嫌だ

 

が止まらなくなりました

 

感情が爆発したみたいに

 

嫌だと思いました

 

足が重くて歩けないんだよ

 

そう思った瞬間

 

私は振り向いて

 

叫びました

 

友人の名を

 

コンビニの駐車場で 笑

 

叫んだあと

 

突進しました

 

今考えると恐ろしい

 

駐車場だから

 

車が動き出すかもしれないのに

 

脇目も振らず

 

ダッシュしました

 

すぐに友人にドンっとぶつかりました

 

多分、ワープしてくれました

 

スーツケース放ったらかして 泣

 

ギュッと抱きしめてくれて

 

泣いてる私を諭してくれました

 

頑張れと言ってくれました

 

もう頑張れないと泣く私に

 

でも頑張らなきゃでしょ?と

 

お酒を飲みながら

 

何を話したのかは覚えていないけど

 

とにかく私がオカシイということは

 

伝わっていたのだと思います

 

旦那と結婚してから

 

誰かに助けてほしいなんて

 

言えなかった

 

母親だから

 

逃げ出せない

 

でも苦しい

 

でも投げ出せない

 

だから辛い

 

どう足掻いてもリセットできない

 

言ってもどうにもならない事だと

 

分かっていても

 

ただ辛いと言いたかった

 

涙も余り出なかった

 

もう涙が出なくなっていたことに

 

その時、気がつきました

 

涙が枯れた

 

というよりは

 

泣いてもどうにもならないから

 

泣けなくなった

 

友人に諭されて歩き出したけど

 

たった1分程度の帰り道は長くて

 

足が鉛のように重く

 

このまま道端で野垂れ死にたい

 

心臓が止まってくれたら

 

一瞬、苦しくても

 

ラクになれるのに

 

もう帰りたくない

 

でも帰らないと

 

娘がママを待っている 

 

 

玄関に辿り着いても

 

鍵を差し込めなかった

 

暫くうずくまって

 

覚悟を決めて

 

開けたら

 

やっぱりいつもの地獄でした

 

その記憶がスコーンと抜けていたのか

 

私は次に友人に会ったとき

 

抱きしめられてキュンとしたよ

 

と訳の分からない発言をした

 

友人は不思議そうな顔をしていて

 

私も不思議に思いましたが

 

記憶が蘇った今なら分かる

 

ごめんなさい…

 

助けてくれたのに

 

おかしな人になってて

 

ごめんなさい…

 

ありがとう

 

本当にありがとう

 

このブログを発見しているかは

 

分からないけど

 

私はあの時から

 

生きる目標を

 

子育てだけに完全にスイッチしていきました

 

自分の置かれている場所は

 

地獄なんだと気づけました

 

地獄で幸せにはなれない

 

そこから私は少しずつ

 

強くなりました

 

友人と飲みにいくと

 

元気になれた

 

私らしい私に戻れる気がした

 

私が私らしくいられる場所が

 

私はほしかった