夫に話しかけられない

昨晩、私は男友達と長電話した。

久々に人と会話した気がした。

 

私は子供を産んでから性格が悪くなったと話した。

こう返してくれた。

「それだけ苦しいんだろうなと思うよ」

と。

 

涙が噴き出すかと思った。

 

夫がこんな風に話を聞いてくれたなら。

 

大変だったね

俺ならこうするかな

なんで?

どうして?

こうすればいいじゃん。

 

巷では、男は解決しようとする。

ただ聞くことが出来ないとか

いう女性が多いけど

そんな話すら、我が家では出来ない。

 

育児の悩みも耳を傾け、一緒に笑い一緒に泣いて心配したり、されたり。

そんな当たり前の人間らしさが、いつも隣にあったなら。

 

愛してくれなくていい。

ただ一緒に人生を生きて欲しい

 

ただそれだけの事を

友人はできて夫はできない。

 

会社の先輩はできて

夫はできない。

 

それがあったら

私の心はこんなに冷えなかったのに。

 

私に何よりも足りないのは、夫である人から

人間として扱われることがない

ということ。

最低限の思いやりが、私の人権が存在が

家にないということ。

 

家の中では、我が家はこんな感じ。

シェアハウス、いやシェアハウスは会話があるあんなに恵まれてない。

 

風呂とトイレとキッチンが共同のアパートに

たまたま一緒になったご近所さん。

 

それくらいの距離感が常にある。

 

言ってもどうにもならないこと。

夫が変わるか、私が無理矢理に離婚するか

しか解決のしようがないこと。

 

そんなことを伝えたところで

そんな人と結婚する私が悪いという結論にしか至らない。

 

そんな人と結婚している人はいないから

女友達に話すと、不思議そうな顔をされる。

 

そうだよね。

私も想像できたなら、結婚なんてしなかった。

 

夫に話しても、聞く耳はない。

聞く姿勢もない。

聞かない姿勢を全面に押し出してくる。

 

どんなに楽しい時間を過ごしても

夫に話すことはない。話しても届かない。

 

今日あった出来事も、話せない。

 

言葉が夫に届く前に

夫の周りにあるバリアに弾かれて

言葉が壊れて砕け落ちていくみたいに。

 

いつも当たり前にあった

優しさとか思いやりとか、ふとした時に感じる

大事にされているなという感覚。

 

友人はそんな機会に恵まれて生きているんだなと。

私だってそうだった。

夫と結婚する前は。

 

子供を育てる運命共同体であるはずの夫に

それは求めたって、出来ない。

 

意識させなきゃできない。

 

夫が少しだけ、耳を貸してくれたなら。

私の不安は、まーいっかになることも

あっただろう。

 

こんなことがあったよ

あんなことがあったよ

の話から、そんな小さな話のネタから

話が膨らんでくれたなら

私は今日も楽しかったと思えたと思う。

 

夫に話しかけると苦痛しか感じない。

理由は夫が、いつ如何なる時もウザそうにしか

しないからだ。

 

そうなる理由は、夫から言わせれば

こんな時に話しかけてくる私が悪いそう。

 

こんな時とはどんな時なのか?

 

それはテレビを観ている時

お皿を洗っている時

ご飯を食べている時

寝っ転がってスマホを観ている時

 

どれも雑談していい時間のはずだ。

それが家族の団欒だ。

家族の団欒時間のはずだ。

 

いつ話したら正解なのかが分からない。

 

同じ空間にいながら話しかけるのが

アウトなのだ。

 

夫と楽しく会話したことなんか

結婚してから一度もない。

外でも、家でも、夫に話しかけるのは

勇気がいる。疲れる。

 

だから夫に家事を任せて

たまには私が部屋にこもる。

 

存在を無視する。

 

夫は気にもしない。

私が、不機嫌になっていることに

気づきもしない。

 

なら、どうして結婚したんだろう?

あなたの理想の結婚生活ってなんですか?

 

↑これを聞いたら

 

「それを聞いて何がしたいの?」

と質問返ししてくる。

そんな夫との会話なんか、私もしたくない。

 

ああ、お外にでも行こうかな。