お祓い

こういうことを言うと

 

ひかれるので

 

声を大にしていうことは

 

ないのですが

 

私は幽霊を見たことが

 

人生の中で何回かあります

 

霊感があるかないかといったら

 

ない

 

でもスピリチュアルな世界というか

 

科学では証明できない世界は

 

あると思っています

 

 

これは夫にMAX病んでいた時のこと

 

私は

 

夫のことを

 

親に相談しました

 

その時

 

両親から相談に行こうと

 

連れていってもらった場所があります

 

それは

 

埼玉県飯能市にある

 

平松天神社

 

という場所でした

 

そこには

 

西澤形一師という

 

宮司さんがいて

 

私を視てくださいました

 

そこでは子供が楽しそうに遊ぶ

 

笑い声が響いていました

 

その時住んでいた場所では

 

子供の笑い声を聞くことはなかったので

 

子供ってあんな元気な生き物だったっけ?

 

と思いながら眺めていました

 

西澤形一師から

 

ここへお掛けくださいと

 

言われた椅子へ

 

私は娘を抱いたまま座りました

 

その時の私は完全な鬱状態

 

言葉を話すことができませんでした

 

丹田?お腹?

 

に力が入らず

 

かなり頑張らないと

 

声が本当に出なかったんです

 

ただボーッと座る私に

 

先生は

 

「あのね、あなたが思う通りですよ

ご主人はいい人じゃありません

嫌な人と結婚しちゃったね

残念だけどね

分かっているんでしょう?

今もあなたがこうして留守にしている間

女の人を連れこんでますよ

次はカメラでも付けてみたらどうですか?

ハッキリ言いますね

離婚した方がいいです」と

 

と言われました

 

私はうなずく事しかできませんでした

 

隣にいた母親が

 

聞きました

 

「あの…本当にそういう人に見えないんですけどそうなんでしょうか?」

 

「ええ、お母さん、そうですよ?

この人はもう分かってる

何度も言ってるじゃないですか

あの人はヒドイ人なんだって

どうして信じてあげないんですか?」

 

「お嬢さんは今とても辛い状況です

でもお子さんがいるから逃げ出さない

そうでしょう?

なら実家に逃げなさい

辛くなったら逃げてきなさい

ね?

お母さん、この子の逃げ道を作ってあげてください

お嬢さんとお孫さんの逃げ道を作ってあげてください

このままだと、この人死んでしまいますよ

それでいいんですか?」

 

と母に言いました

 

そして私に

「あなたの住むところは自然がないね

子供達の笑い声、さっきから聞こえるでしょう

子供の笑い声って元気をもらえますよね

またここに来なさい

またここに来てお子さんを遊ばせてあげたらいい

大丈夫

あなたにはご両親がいるから」

 

最後に

耳元で何か言われながら

肩をポンっと叩かれました

 

何を言われたのかは

何故か覚えていません

 

でも叩かれたと同時に

 

ボロボロボロボロボロボロボロボロボロ

 

止めどなく

 

産まれて始めて

 

経験したことのない

 

漫画のような

 

大粒の涙がボタボタと落ちてきました

 

止まらなくて

 

水道の蛇口みたいに

 

涙が溢れ出しました

 

なんで泣き出したのか

 

自分でも分からない

 

泣いて泣いて

 

お経をあげてもらいますという間も

 

泣いて泣いて

 

お経が始まったとき

 

木の葉が一枚

 

目の前にハラリと落ちました

 

ビュウッと強い風が吹いて

 

瞬間

 

頭の中で

 

祟り神なんかになりたくない

 

もののけ姫のセリフが

 

脳内でこだましました

 

夫への恨み辛みを

 

溜め込んだ私は

 

おっことぬし様のように

 

言葉を失っていました

 

会話ができない夫との生活に

 

口なんか言葉なんかいらない

 

口を開くのにも力が必要でした

 

飲み物も食べ物も

 

飲み込めず

 

ガリガリに痩せ細りました

 

お風呂も歯磨きもできない

 

ただ娘を守るためだけに

 

私は服を着たまま

 

娘だけを風呂に入れ

 

娘にご飯を食べさせるために

 

ご飯を作り

 

娘が怪我をしないよう

 

掃除をして

 

娘の為に洗濯した

 

クソ旦那のことは

 

生活させてもらうから

 

ついでにやってやっただけ

 

あ、クソ旦那って言っちゃった(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

 

自分のことは

 

全て放棄した

 

ものすごーく臭かったけど

 

そんなの気にすることもできませんでした

 

まだ僅かに残っていた

 

人間でいたい気持ちを

 

先生が救いあげてくれました

 

西澤形一師は

 

お亡くなりになられたそうで

 

コロナが落ち着いたら

 

娘とご挨拶に伺います

 

こんな話をしたら

 

なにこの人とドン引きな人もいるでしょうが

 

リアルです

 

この手のお話が苦手な方はすみま千円